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Fable 5のようなフロンティア系モデル・エージェントをオーケストレーターとしたマルチエージェントによるタスク実行か、シングルエージェントでやらせるべきかの議論は、定期的に発生します。ベンダーもサブエージェントなどを活用する方法を提案することもあれば、マルチエージェントが必要以上に複雑性を生む可能性を指摘する記事を出すこともあります。
「結局どっちにすればいいの?」と思う瞬間が何度もありましたが、ここ1年ほどの動きをみていると「どっちが絶対の正解になることもない」のかなと思うようになっています。
技術の螺旋階段で考える
シングルエージェントかマルチエージェントかの議論は、自分が見ている範囲だけでもすでに2周くらいはしている印象です。半年前はシングル推奨だったのが、今ではマルチエージェントが推奨される。そして半年後はまた違う方法が提唱される・・・。変化が激しく、モデルの性能も短期間で変わる状況であるため、「その時使えるモデルによる」とか「前提とされているモデルを確認してから判断しろ」といったアドバイスしかできなくなっている気がします。
この辺りの行ったり来たり感は、ウェブやプログラマ系の技術トレンド、キャリア戦略を語る文脈でもよく出てくる「螺旋階段を登る」という話に近いのかもしれません。2次元で見ると同じ場所を行ったり来たりしているように見えるけども、3次元で見ると少しずつでも上の階層へ歩みは進んでいる。そんな印象をこの手の議論には感じています。
巨人の肩を乗り歩く
結局のところ、今ベストな方法に対して過度の最適化をするのは危険なのかもしれません。新しいモデルが登場し、エージェントのオーケストレーション設計におけるベストプラクティスの螺旋階段が1つ上の階に登った時、頑張って最適化した開発環境やワークフローもついていけるのか?モデルだけを変えたら意図しない行動が起きないか?この辺りをエージェントの設計や運用を担う方々が常に考える必要が出てきているのは、ある種開発者としての新しいポジションとしての可能性かもしれませんし、ひたすらに振り回されるか乗り歩くかみたいな話になるのかもしれません。
OSSやSaaS・スタートアップの文脈では、巨人の肩に乗って遠くに行こうという話もよく出てきます。巨人の歩みがはやい、あるいはもっと早くいける巨人が後から出てくるかもしれないのが、現在の生成AIやエージェントを取り巻く環境かなと思います。
最適化された環境を作っていくことも重要ですが、もしかすると、その時その時のベストプラクティスを渡り歩けるような、ポータビリティ?アジリティ?の高い環境を作るという考え方もこれからは必要になるかもしれません。
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