あえて一度距離を置くことで、見えてくるものもある

あえて一度距離を置くことで、見えてくるものもある

スポーツの世界などでは、数日練習を休むとリカバリーに2・3週間かかると言われたりしています。それくらい反復練習が重要だということなのでしょう。

ただ、プログラミング、特に設計やシステム・インフラのアーキテクチャなどでは、「あえて距離を置く時間」を作ってもよいのかもしれません。

一度離れたことで、視点が変わる

AWSなどでアプリケーションを開発していると、自身の情報アンテナが「今使っているサービスに関連する情報」に偏ってくることがあります。それ自体は、膨大なアップデート情報やドキュメント・ユースケースから効率的に仕事に使える情報を抽出するための重要な効率化です。しかし時に「実はもっと便利な製品が新しく出ていたこと」に気づくことが遅れることにもつながります。

あえて一度離れた視点から見ることで、「あれ、こんな製品・機能いつからあったっけ?」という気づきが生まれます。経験上ありがちなのは、「あれ、ローンチ時にはこんな機能なかったよね。これあるならこっち使ったほうがいいやん」というケース。製品ローンチ時のニュースや記事などは、好奇心から読みにいくのですが、そこで「あー、使うにはあの機能が足りないな」となった場合、その製品のアップデート情報まで追いかけることをやめてしまうことがあります。そうなるともう、欲しかった機能がサポートされても気づくことはありません。

また、他のサービスをあえて触ってみることで、「この使い方は応用できそうでは」と気づくパターンもあります。AWS Amplifyをさわったあとに、NetlifyやVercelをみてみるような感じですね。

自分の仕事に関連するものに集中するのも大事ですが、あえてあまり関係のなさそうなものに触れてみるのも、キャリアやスキルアップを考えると大事かもしれません。

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Hidetaka Okamoto

ビジネスデベロップメント

DigitalCubeのBizDev。EC ASPの開発やStripeのDeveloper Advocateとしての経験を元に、SaaSやECサイトの収益を増やすための方法・生成AIを使った効率化や新しい事業モデルの模索などに挑戦する。

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