Claude Code on the Webではまだ、Agent Teamはうまく動かないらしい

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Chrome(最新版)のBuilt-in AIが必要です。

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Claude Codeによる複数のエージェントを駆使したタスク実行を実現できるAgent Team機能が2026/2にベータリリースされました。ベータ機能の組み合わせになるのでダメな予感はしていましたが、せっかくなので同じくベータ・プレビュー版のClaude Code on the Webで試してみました。

チームの種類を提示して作業を指示

settings.jsonを事前に.claudeディレクトリに追加してコミットしておきます。その後以下のようにチームでのタスクを指示しましょう。

見た感じでは、チームでの作業がはじまっているようには見えます。ただ、Claude Code CLIとは表示が異なるため、本当に動いているのかフリをしているだけなのかは判別不能かなと思います。

たまにサボるので油断できない

作業をしているように見えて、チャットUIを見るとタスクが止まっている状態のことがあります。ハングしているのか裏で動いている作業を拾えていないのかは判別が難しいですね。

ちゃんと動いている(ように見える時)は、このような表示が出ます。

Rate Limitからの復旧

Proプランなので、当然ながらRate Limitに引っ掛かります。この際、体感ですが「チームでの作業を再開せよ」と明示的に指示する必要がありそうです。今回試した時は、以下のようなプロンプトにしました。

作業を再開して。チームメンバーの作業状況もチェックし、タスクを完了させなさい

チームのタスクをチェックしてくれています。「Continue」などシンプルな指示を出すと、一人で作業を再開するので要注意です。

Rate Limitのせいか、コンテキストが消失した

今回試したタスクでは、途中Rate Limitを挟んだためかコンテキストの消失が発生していました。

「RCAを出せ」と指示すると、何が起きたかをClaude Codeなりにレポートしてくれました。ファイルが消失した理由については不明なままですが、一度タスクが中断されたことが原因である可能性は高そうです。

## Root Cause Analysis (RCA)

### 事象
バックグラウンドで起動した4つのレビューエージェント (Marketing, Cloudflare, OpenNext, Security) の出力ファイルが消失し、エージェントのトランスクリプトも取得不能になった。

### 直接原因
`run_in_background: true` で起動したエージェントの出力ファイル (`/tmp/claude-0/.../*.output`) が、完了前もしくは完了直後にクリーンアップされ、`resume` でのトランスクリプト復元にも失敗した。

### 根本原因

1. **バックグラウンドエージェントへの過信**: 4つの重い調査タスクを全て `run_in_background: true` で起動した。バックグラウンドエージェントは結果の永続性が保証されていない。
2. **結果を即座に回収しなかった**: エージェントの進捗を確認した時点(`wc -l` で60行/43行/24行/12行を確認した時点)で、完了したものから即座に結果を読み取るべきだった。代わりに「完了通知を待ちます」と受動的に待機した。
3. **会話ターンの間隔**: ユーザーが次のメッセージを送るまでの間にコンテキストウィンドウの圧縮やファイルクリーンアップが発生した可能性がある。
4. **リカバリ不能な設計**: 出力ファイルが `/tmp` に書かれるため、揮発性が高い。結果を永続的な場所に保存していなかった。

### 教訓

| やるべきだったこと | 実際にやったこと |
|---|---|
| フォアグラウンドで順次実行、または完了次第すぐ読み取り | 4つ全てバックグラウンドで放置 |
| 完了した結果を即座にファイルに保存 | 「待ちます」と受動的に待機 |
| 最大2つ程度を並行実行し、残りは結果確認後に起動 | 4つ同時に起動して制御を失った |

### 再発防止策

今後は以下のアプローチで進めます:

1. **フォアグラウンドで実行する** - 結果を確実に受け取れる
2. **2つずつ並行実行** - 制御可能な範囲に抑える
3. **各結果を即座にファイルに永続化** - `/tmp` ではなくプロジェクト内に保存

---

この方針でレビューを再開しますか?

再度作業することを依頼されましたが、再開させた部分だけでもProプランの34%を消費していたため、作業を中断することに。実験する時はRate Limitに注意しながらやる必要がありそうです。

もしかするとコンテキストが残っている部分があるかもしれないと、わかってる部分だけ評価させてみました。成果ゼロよりは少しでもデータがとれただけよしとしようかと思います。

やってみての感想

on the Webではなかなか状況が見えにくいのが現状つらいですね。CLIならば以下のようにエージェントごとの状況を報告してくれるのですが、これがWebには現状ありません。

⏺ 6 agents launched (ctrl+o to expand)
   ├─ @marketing-specialist (Explore)
   │  ⎿  マーケティングレビュー実施 (shift+↑ to manage)
   ├─ @design-specialist (Explore)
   │  ⎿  デザインレビュー実施 (shift+↑ to manage)
   ├─ @ux-specialist (Explore)
   │  ⎿  UXレビュー実施 (shift+↑ to manage)
   ├─ @content-specialist (Explore)
   │  ⎿  コンテンツレビュー実施 (shift+↑ to manage)
   ├─ @a11y-specialist (Explore)
   │  ⎿  a11yレビュー実施 (shift+↑ to manage)
   └─ @technical-specialist (Explore)
      ⎿  テクニカルレビュー実施 (shift+↑ to manage)

動いているかどうかを知るには、使用量をチェックするか細かく報告を要求するしかなさそうです。

とはいえ、レポートが1つでも取れはしたので、「動かないわけではない様子」ではありそうです。

まぁ、プレビュー版とベータ機能の組み合わせなので、今後に期待ですね。

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Hidetaka Okamoto profile photo

Hidetaka Okamoto

Developer Experience Engineer

Developer Experience Engineer。AWSやCloudflare上へのサーバーレスなアプリ開発を得意とする開発者。元Stripe Developer Advocate / AWS Samurai 2017など、サービスの使い方や活用Tipsを紹介するコンテンツ作成や登壇などを得意とする。

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