日本人だって国内外のカンファレンスに英語でCFP出せばいいと思うよ

日本人だって国内外のカンファレンスに英語でCFP出せばいいと思うよ

知り合いが英語についての記事を書かれていたので、ちょっと便乗してみようかなと思います。

そもそも語る資格あるの?

2016年から年2〜3回程度英語でなにかしらしゃべったりしているので、ちょっとぐらい書いてもいいかなぁと思ってます。

たどたどしい英語でしゃべってる姿がいつまでもオンラインに残っているのって、なかなか気恥ずかしいものがありますが・・・

WordCamp Singapore 2016 はじめての海外登壇

2017年はAWS Community Day (1:54:36 ~ )

動画を埋め込んで紹介することは時々やりますが、正直怖くて自分では一度も見返してません。

英語で登壇って実際どうなの?

ものすごく雑にまとめると、「壇上に上がってしまえば一緒」です。

むちゃくちゃ緊張しますし、噛んだり言い淀んだりしますし、飛んできた質問がよくわからなくて固まってしまうこととかもあります。

でもそれって別に日本で日本語でしゃべっていたってあることですよね。

初めての登壇の時や、日本シリーズで甲子園に外野ビジター応援席に座る時なみにアウェイな場所で喋るときは日本語のセッションでもめちゃくちゃ緊張します。どうあがいたって登壇が決まった時や登壇直前はめちゃくちゃ緊張するもんです。諦めましょう。

どんな喋りでも聞いてくれるし、聞いてくれない

「私の喋りでみんなちゃんと聞いてくれるんだろうか・・・」とすごく不安になるのはわかります。ただ、何回か喋っていて思ったのは、「どうあがいたって聞いてくれる人は聞いてくれるし、聞いてくれない人は聞いちゃくれない」ってことかなと思います。

聞く側の人も、興味があるテーマ・内容であればたどたどしい喋りをするプレゼンターでも、頑張って聞こうとしてくれます。一方で「ちょっと座りたいから、この空いてるトラック入ろう」くらいの気持ちで来てる人は誰が何を喋っていようと内職するか昼寝でもしてます。

そんなもんです。日本で喋る時と対して変わらないです。

だから恐る恐る失敗しないように喋るよりは、「どうせ聞いちゃいないんでしょ」くらいの開き直って堂々と喋っちゃいましょう。

英語で喋るとなにがおきる?

なにかが起きますし、なにも起きません。日本と一緒です。

ただ、そこでつながることができる人たちと、その人たちが話す内容が日本にいる時よりも幅広くなる可能性が高いということは言えると思います。

先ほど動画を紹介した2016年にAlexaのセッションをした時には、その後の懇親会で「お前と同じようなことやってるやつ俺知ってるぞ。今から連れてくるからそこで待ってな」と突然知らない方に声をかけられて、そのままWordPressプラグインとしてAlexaスキル開発に取り組む方を紹介してもらうという出来事がありました。

その他にも数あるセッションの中からピックアップしてブログで紹介してもらえたり、「その方向性俺らもめざしてるから、せっかくだしソース見る?」という風に世界で稼働しているサービスのソースを見せてもらえたりという事件などもあります。

なにが起きるかは予想がつかないですし、なにも起きずにただ英語で喋って終わりということもあります。

ですがなにかが起きた時、思っていた以上に大きな話や、予想外の方とつながることができるなど、起きる事件のバリエーションと振れ幅を大きくすることができるのは間違いないと思います。

登壇してみようという人へ

これを読んで「なーんだ。じゃあ俺もいけるな」と思った方は、すでにかなり奇特な方だと思います。ブレずに突き進んでください。

「いやそんなこと言ってもなぁ」という方のほうが普通だと思いますので、「こう思う自分はダメだ」と気にする必要はありません。

大きめのカンファレンスだと動画が残っているので、日本人の名前探して「あーこんな感じでみんなしゃべってんのね」というイメトレをしてみてもいいかもしれません。実際自分のセッションのたどたどしさやデモや接続不良で事故を起こすなど、日本だと「大丈夫かこいつ」という状態だったりします。

「喋り失敗したなぁー」と思っても大丈夫です。外国人選手がヒーローインタビューで覚えたばかりの日本語を、ちょっと変な文法で喋ってもみんな「あいつダメだな」とか思わないでしょう。今はあなたがそう思われているターンです。

わからないことを「わからない」と正直に言えるかどうか

ひとつだけ大事かなと思うことは、なにを言っているかわからなかった時に「ごめん、ちょっとわからない」と正直に言った方がいいなということです。テンパるとちょいちょい勢いで押し切るので、人のこと言えませんが。

「わからない」と言えばゆっくり喋ってくれたり、「これはこういうことでね」と補足してくれたりします。「こいつ話を聞くつもりないだろ」とか思われるような態度でなければ、いきなり「もういいわ」となることもそうないです。いきなり邪険にされた時は、そもそも国とか関係なくその人とソリが合わなかっただけです。

おわりに

思うところをざっと書きましたが、「英語での登壇」そのものは思っている以上にハードルが低いです。

そもそも自分が一方的に喋ればいいだけなので、ちゃんと原稿作って練習すればわりとどうにかなります。質疑応答は・・・とにかく頑張ろう。

自分の場合は、フィラデルフィアで知り合ったやつが主催するシンガポールのイベントで登壇したら、「英語で登壇できるならこれもどうよ?」と韓国でのAPAC共同開催イベントに喋ることになって、そこで知り合ったタイ人夫婦と伏見で飲むことになって、次はラスベガスで・・・と、気がついたらなんだかよくわからないけどいろんな国の友だちができてました。

こういう謎の連鎖がはじまりだすと、「たぶんなんとかなるだろう」という謎の自信が生まれてくるので、そうなったらもう末期です。

でも大丈夫です。セッションの喋りをやらかしても、質疑応答で立ち尽くしても、別にそれで死ぬことはありません。その瞬間は死にたくなるくらい冷や汗出ますけど、大丈夫です。

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Hidetaka Okamoto

ビジネスデベロップメント

DigitalCubeのBizDev。EC ASPの開発やStripeのDeveloper Advocateとしての経験を元に、SaaSやECサイトの収益を増やすための方法・生成AIを使った効率化や新しい事業モデルの模索などに挑戦する。

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