Cursor / Coderabbitをつかって、git管理している古い本・記事を更新する
この記事の操作
この記事では、Gitを使ってMarkdown形式にて管理されている原稿について、レビューやアップデートなどをコーディングエージェントに任せる方法を紹介します。ZennやQiitaなども含めて、長年記事を執筆されている方の管理効率化などに役立てばと思います。
公開した本の鮮度維持は大変
Zennにて、「Stripe CLIの本」という電子書籍を公開しています。これは Stripe に入社する前に趣味で書いたものだったのですが、4年以上更新しないまま放置していました。ブログ記事などもそうですが、一度公開した記事のアップデートというのは想像以上に面倒です。更新作業自体はそこまで大変ではないこともありますが、問題は「どの記事を更新する必要があるか」を特定するステップです。「いつ・どのタイミングで調べるのか」「どの情報を追加・編集すべきか」などの判断を記事や本の数だけ行う必要があり、「それができたら理想なんだけどね・・・」となりがちです。
Cursor / CodeRabbitで下準備を半自動化してみる
転機となったのがCodeRabbitのProプラン契約です。年末に副業での収入があったので年間プランを契約し、「どうせ契約したから、元を取らないとな・・・」というモチベーションで年始にかけていろいろ試しています。
その中でちょっと可能性を感じたのが、Gitで管理している記事や書籍のアップデートです。今回はCodeRabbit / GitHub / Cursorの3つを組み合わせてみました。
GitHubでレビューしたい記事やトピックをIssueにする
CodeRabbitは有料プラン限定かも・・・ですが、Issueからメンションしても反応してくれます。そこで「レビューや調査させたいファイル・ディレクトリ」と「レビューして欲しいポイント」についてIssueにまとめてみました。

2026/01時点では、Issueの本文でメンションしてもCodeRabbitはトリガーされない様子です。そこで依頼内容をIssueに記載した後、コメントでメンションしてみます

すると記事内容についてレビューが行われ、対応が必要な点などが優先順位付きでレポートされます。

Zennの書籍に対してレビューができるということは、複数のファイルを横断しての調査ができることでもあります。そこでGitHubにてMarkdownで管理しているドキュメントについては、定期的にCodeRabbitで更新が必要かどうかなどを調査せるようにしています。
更新するかどうかは、その手間やコスト・時間の問題もあります。ただ、過去に書いたメモやTipsが古くなっていないかをチェックする意味でも、定期的にCodeRabbitにレビューを依頼するのはアリに感じました。
やるべきことがわかれば、あとはコーディングエージェントの出番
タイトルの通りですね。やるべきことが見つかれば、あとはやるだけです。今回はCursorを使って更新作業を進めています。Cursorを利用した理由は「Planモードの存在」と「IDEがあること」そして「Autoモデルがかなりのボリュームで利用できること」の3点です。書籍という性質上コンテキストウィンドウやトークン消費が激しくなる可能性が高く、できるだけ廉価で使えるツールを選びました。
ちなみに指示としては、planモードでCodeRabbitのレポートを渡して改善計画を作らせます。必要に応じてDocument検索系のMCPサーバーも追加し、「事実に基づいて」更新させるように進めました。Planを経由させることで、手抜きや誤解に基づく執筆が行われないように進めた・・・というイメージですね。

ある程度記事を書かせてレビューして・・・を繰り返していく中では、例えばこんな感じのレビューも指示します。「書いている内容と公式ドキュメントの内容がズレてないか?」のチェックは、ドキュメントを無限に検索できるコーディングエージェントの独壇場だなと思います。執筆フェーズでは明後日の方向やハルシネーションが起きがちですが、セッションを変えて「レビューしてね」というと鬼の首を取ったような勢いで間違いを指摘してくれます。

記事のレビューにもCodeRabbit
執筆やレビュー・コマンドのテストなどはCursorで進めましたが、もちろんCodeRabbitもレビューをしてくれます。この辺りはモデルやコーディングエージェントごとに視点やスタンスが異なることが多いので、「どっちか」ではなく「どっちも」使う方がいいかなと感じました。

Stripe CLIの本 2026 年度版出しました
そんなこんなでAIとコラボレーションしながら Stripe CLIの本を最新版にアップデートしました。初版では存在しなかったコマンドや紹介が漏れていたコマンドなどの紹介も追加しています。

有料パートも増強しています。Stripe上でのテストデータ生成を効率化する方法などもまとめていますので、こちらもぜひご購入の上ちぇっくしてください。

Stripe CLIの本 [2026年版] – https://zenn.dev/hideokamoto/books/e961b4bad92429
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