Stripe Terminalを爆速で試した経験者だらけの JP_Stripes 大阪開催レポート
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2/6に2026年1回目となるJP_Stripes大阪を開催しました。「Stripe Terminalスペシャル」のタイトルの通り、2025年秋から日本で利用可能になったStripeのオフライン決済端末 & SDKのStripe Terminalを実際に利用・開発された方々が集まる、日本でもかなり珍しい会を開催できました。
会場もスピーカーの favyさまのご紹介で
今回は会場も特別で、なんとStripe Tour Tokyo / JP_Stripes Connect 2025の両カンファレンスでも登壇いただいた飲食店向けのプラットフォーム・サービスを提供されている favy 社が運営されているフードホール「re:Dine」を利用させていただきました。

Stripeからは Terminalの紹介と 3/11 に大阪で開催されるイベントの案内
今回はローンチされたばかりの Terminal にフォーカスした企画ということで、 Stripeからも営業とProfessional Serviceチームのお二人に参加いただきました。Terminal端末を複数台持参いただき、実際にどのような仕組みで動くかのデモを実施していただき、最後に3/11に開催予定の Stripe ローカルイベント「Stripe Local 大阪」の紹介がありました。

Terminalを試すだけならば、ウェブアプリでもできるのですが、やはり実機があるとないとでは触った感覚が全然異なります。参加者全員が試せるように大量のデバイスを持参いただき、本当に感謝です。
Stripe Terminalをすでに導入・開発されている3名からの事例セッション
そして今回の大阪が特別なのは、「出てまだ半年も立っていない Stripe Terminalを実践導入された方ばかりのセッション」だったということです。
1人目はStripe Terminalが発表された当日にデバイスを購入し、運営する飲食店の記念イベントで早速実決済をテストされたINFLU社の兵頭さん。実装自体は Stripe のドキュメントをコーディングエージェントに提供しながらのAI駆動開発で行われたとのことです。
二人目はStripeを組み込んだアプリをクロスプラットフォームで提供できるようにするOSSを長年開発・保守されている榊原さん。Terminalが日本でローンチする前から、OSSへ寄せられる Issue や Pull Request に対応するために Stripe から Terminal デバイスを早々に入手されていた方で、この日も別の登壇者が課題として挙げた点をその場で解決するなど、経験の長さを見せてくれました。

このセッションのポイントは、「Terminalを組み込む・使うという視点ではなく、WebアプリやWeb制作で培ったノウハウや技術を、実店舗決済も含めた包括的なDXや提案に活かせる可能性」について言及されたことだと思います。Stripe Terminalの特徴には「一般的なプログラミング言語で、REST APIを叩けば実店舗決済が実現できる」という点があります。これを開発者がどのように捉え、顧客への新しい価値提案や新規事業のアイディアにつなげていくかを考える機会になったのではないでしょうか。

そして最後のセッションは、会場提供もしていただいた favy でのStripe実装を担当されているDIGITALJET社の真崎さんから。「いままさに飲み物を注文し、この後の会計に使うサービスの裏側を聞ける」という、Terminalを抜きにしても貴重な機会となりました。

Stripe時代にオフライン決済の課題として聞いていた内容が、Stripe Terminal以前の課題として紹介されたものと非常に似ていることが印象的でした。店舗でスタッフが金額をPOSとカード端末の2箇所へ入力することのリスクや、プラットフォームとして店舗ごとの正確な売り上げを把握できなくなるリスクなど、オンラインにあるシステムと実店舗がシームレスに連携しないことのリスクが強調されていたように感じます。
INFLUの兵頭さんによるセッションでも紹介がありましたが、「実店舗・レストランでは、カード端末を利用して決済をすること自体がUXになりうる」というコメントも、普段馴染みが薄い業界だけに興味深かったです。

あとは JP_Stripes 大阪で半ば恒例となっているStripeへの公開機能要望タイムもしっかりありました。笑
これまでは「Stripe Terminalを早く日本へ」が最大派閥でしたが、この後は「TerminalでXX決済を・・・」などの要望に変わっていくのかもしれませんね。

そのほかのトピック
個人的に印象深かったのが、事例登壇された3名全員が「レシートの印刷をどうするか」について言及していたことです。オンライン決済ではStripeの基本機能で簡易適格領収書がメール送信されたり、適格領収書のPDFを生成できたりしますが、実店舗では印刷されたものが必要です。懇親会では具体的なプリンターのメーカー名まで出てくるほど込み入った議論が繰り広げられており、「実際に導入された、あるいは飲食店などの実際のオペレーションを理解している人たちが集まったからこその会話だな」と思いながら聞いていました。
おわりに
話しているうちに「すみません。もうラストオーダーで・・・」となるくらい、時間が経つのがあっという間なイベントでした。素敵な会場を提供してくださった re:Dineさん、東京からデバイスを持参して来てくださった Stripe の方々、そしてご登壇いただいた3名の方には本当に感謝です。
3/11の Stripe Local 大阪で、JP_Stripes 大阪の2回目を開催できればと考えていますので、「こういう話面白そうだな・・・」と感じた方は、今のうちにカレンダーの3/11を夕方・夜からだけでも確保しておいてください。Connpassのグループに登録していただければ、開催が決まった瞬間にメールでお知らせが届きます!
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