和歌山県から見るCivic TechとかCode forの活動拠点をGitHubにすると起こる楽しいこと
和歌山県がGitHubアカウントを開設、都道府県では初めての取り組みだそうですね。
オープンデータを管理する場所として個人的にGitHubはかなり「アリ」だと思っているので、そう思った理由とかをつらつら書いてみました。
メリット1:改善点を教えてもらえる
「データを作ってみたけど、これで本当に使いやすいのだろうか?」と思うことって少なく無いと思うんです。
そんな時に便利すぎるのがGitHubの「Issue」という機能。
こんな感じで「これどうなんよ?」と思った人がIssueにドンドン「改善点」「不具合」「要望」を上げてくれます。
データの入力作業などでどうしてもケアレスミスというのは発生してしまいますが、「Issueで指摘してもらえる」と思うと多少は気が楽になるんじゃないかなぁと思う次第です。
メリット2:データのミスを「誰か」が直してくれる
GitHubなら「指摘」に留まらず、「直しといたでー」というアクションまで期待できます。
素敵じゃないです?
「悪意のある修正」は拒否できる
あとGitHub(というかGit管理)の素敵なところは、「修正を取り込むかどうかを選べること」かなぁと思います。
「誰でもデータを編集できる」と言われると「悪意のある編集をされたらどうするんだ!」ってなるんですけども、GitHubなら「そんなんプルリク拒否すればいいじゃない」で終わる話だったりするんです。
下の画像のピンク枠部分が「あなたの修正を採用しましたよ」というメッセージです。
一方で「この修正は採用できない」と感じた場合は「クローズする」という方法で不採用にすることができます。
拒否された場合は、このように「closed」というコメントが残されます。
メリット3:活動履歴が「生々しく」残る
「いつ更新したか」や「誰が更新したか」、「誰かこのデータ・コードから派生作品を作ろうとしているか」などなどの活動履歴がGitHubではクッキリ残ります。だってそれがGitですので。
ということは「あまり活動していない団体」には嬉しくないのですが、「頻繁に活動している団体」では「こんだけ活動してるんだ!」とアピールする材料にも使えたりします。
メリット4:エンジニアが集まりやすい
GitHubはエンジニアがプログラムコードを公開する際によく使われるサービスですので、「データは作った!・・・けどエンジニアが集まらない」ということが起きにくくなる(はず)です。
これまでですと、公開したデータを「エンジニアに見に来てもらう」必要がありました。
しかしGitHubに上げるということは「エンジニアがいる場所に公開する」ということに他ならないので、より見つけてもらいやすい・利用してもらいやすい(はず)です。
まとまっていないまとめ
いかがでしょう?
GitやGitHubを覚える学習コストは必要ですが、エンジニア的にはデータをあちこちてんでバラバラに公開されるよりはよっぽどマシだと思います。
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