コードを書かずにすませるためにコードを書くことについて
この記事の操作
私がGUIツールだけでWordPressのテーマ開発をする理由 | Cherry Pie Web
こういう記事を見かけて、
海外のホスティング会社が最近コードを書かなくてもやりたいことができるようにするという取り組みをいろいろやっているなと思った次第。
ローカル環境をさくっと作れるツールを出したFlywheel: https://local.getflywheel.com/
WPの専用アプリを作ったAutomattic: https://developer.wordpress.com/calypso/
ホスティング会社というよりはSaaSですが、HappyTablesという飲食店向けのアプリを提供しているところもありますね。: https://www.happytables.com/
で、こういう流れを見ていると「コードを書けない人」というよりは「そのツールを一番使いたい人が、もっとも気軽に扱えるようにする」ためにコードを書くというのが結構大事になってくるのかなと思ったり。
WordPressで言えばメインのユーザーは「記事を書く人」というか「コンテンツを作る人」ですよね。
で、コンテンツの種類や運営スタイルがいろいろあるから、コアの機能は最小限にして、プラグインで機能を追加しつつテーマでデザインを最適化していくと。
ただそのプラグインとテーマの数が尋常じゃなくなり、気軽に機能追加ができなくなった(「そのプラグインよりこのプラグインの方がいいよ」とか「それサポート切れてるやつだし・・・」とか「有料だからサポート(英語)言ってもらわないと俺ら検証できないわ・・・」とか)り、アップデート大変になってうっかり更新忘れて脆弱性つかれて大事件になったり。
で結局「じゃあもう良いよ、自分で作っちゃえば良いんでしょ?」ってなってコードを書き出してまた別の修羅の道へ突き進んでしまうと。
つまるところは「汎用的に使えるようになっているツールなので、独自性を出そうとするとコードを書く必要がある」と。
でもプラグインとかテーマ作ったりできる人からすると、「コードを書く」ってのが一番手っ取り早い解決策なんですよね。自分のメインフィールドなわけですし、なんなら「配布しているプラグインやテーマがあるからそれプラグインの方に組み込むわ」って話ですし。
ただまぁ、これからWordPressサイトやユーザーを増やしていこうと思うと、今まで相手にされていなかったところに出ていく必要があるわけで。
だってすでに25%以上がWordPressサイトでできているという状態ですし。
となると「今まで自分たちが当たり前にできていたことができない人」のところに行くってのは結構大事かなと思うわけで。
2017テーマも「いかに簡単に飲食店サイトを立ち上げるか?」とテーマに作られているわけで、mattもこれからエディターとかカスタマイザーをもっと便利にしていくよっていってたわけで、多分これは世界的な風潮ですよ。
(詳細を知りたい人は下の動画を見よう)
https://wordpress.tv/2016/12/07/matt-mullenweg-state-of-the-word-2016/
で、幸い今ってWP APIでWordPressを外から操作することができるわけですし、WP APIコアにない機能があっても「このプラグイン入れといて」でAPI追加もできるわけですし、そういうことが非常にやりやすくなってるなと思うんです。
アプリについても極端な話Electronあたり使えばJSとAjaxの知識でなんとかGUIアプリも作れちゃうと。
その更に先の話
で、こういう流れになって各社がいろんな管理アプリをバンバン出すわけですよね。雨後の筍みたく。
そしたら今度は「どのアプリ使えばいいの?」ってなってまたユーザが混乱しだして、「もういい!俺は自分のアプリを作る!」って人が現れていつか見たあの景色が再びやってくるわけですよ。
多分そうなると今度は「そもそもGUIとかアプリで管理するってのがめんどくさいんだ!」って人が出てくるかなと思うんです。
ということでその更に先には「音声でコンテンツを管理する」とか「OCRとかで3次元のものをスキャンしてコンテンツ化する」みたいな世界がやってくると思いますよ。
現にツールというかなんならAPIがいろいろ出てるわけですし、なんならこないだWordCampでちょっとしたデモやりましたし。
https://wordpress.tv/2016/10/01/okamoto-hidetaka-amazon-alexa-wp-rest-api-gui-less-wordpress-application/
2016年は3つのWordCampで登壇しましたが、個人的にはこの話がいちばん好きです。Amazon Echoを日本で使えないので日本じゃやれないですが。
あとは「そもそもコンテンツをいちいち書いてるのめんどくさくない?」って話もあったりで、完成されたCMSとかいうのはまだまだ遠い先の未来の話かなと。
ということでWordCamp Kansai 2016セッションチームが「これは絶対話してもらう」と意気込んでいたセッションを締めに終わります。
https://wordpress.tv/2016/07/28/takuro-hishikawa-cms-for-the-future/
良いお年を。
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