読書メモ: 100のインフォグラフィックで世界を知る 〈世にも美しい教養講義〉超図解・宗教書籍
なぜ宗教本?
OSSなどのコミュニティにいると定期的に「宗教的な」「宗教っぽい」という感想を内外から言われることがありました。ただ、その「宗教っぽいってなんだろう?」というのがよくわからなかったので、とりあえずわかりやすそうなのを買ってみたというところです。
内容について
キリスト教からイスラム教・神道などの各宗教について、数値やインフォグラフィックスを用いて紹介されています。
帯に書かれている「本質がわかる」・・・とまでは言い切れないですが、「こういう感じってことかな」というレベルくらいまではいけるかなという印象です。
宗教っぽさ
ざっくりとした定義は以下のように書かれています。
宗教とは3つの言葉、すなわち神、意味、儀式によって説明されるものである
本書より引用
信仰の対象・信仰する意味・信仰の方法の3つが揃えばそれは宗教である・・・のような理解でよいかなという気がします。
「宗教っぽい」と言われているものだと、「プロダクトやその理念」「それによって生計がなりたつ」「普及を進める・コントリビュートする」のような解釈で当てはめることができるかなとも思います。
ただ、こう書くと随分と俗っぽさがあるような気がして、そのあたりがあくまで「っぽい」ものであるというところなのかなという印象です。
余談
本書とは関係ないが、各宗教の神話を調べると結構やんちゃな話があったり、「あの作品(漫画・映画・ゲームなど)のベースってもしかしてこれ?」みたいな発見があったりして面白いです。
関連記事
読書メモ:弱いロボット
ロボットやAIあるいは人工無能的なものを企画するとき、「なんでもできる万能の存在」を常に目指すべきなのだろうかと一度考え直すことができる1冊でした。 書籍 人間の会話はオープンなシステムである VUIやチャットボットで会 […]
読書メモ:転職と副業のかけ算 – コミュニティでの転職についての雑感
Twitterで話題になっていたので読んでみました。 読んだ本 3行で 「高値で売る」と考えると、辞めたくない時に転職活動を始めるべきかも 転職エージェントだけじゃなくてコミュニティも有効そう ただし「軸ずらし」の難易度 […]
生成 AI エージェントのアーキテクチャについて考えてみた(2025年版)
生成 AI、そしてそれを利用した AI エージェントの利活用が非常に早い速度で成長しています。その中で、「じゃあどんな風にエージェントを作る、設計する、構成すれば良いのか?」という悩みや議論が2025年下半期で目につくよ […]
生成 AI の考えを理解するために、ADR を作成する
最近オライリーの「ソフトウェアアーキテクチャの基礎」を1章ずつですが読んでいます。その中で見かけた「アーキテクチャデシジョンレコード(ADR)」に生成 AI を開発者・アーキテクトとして迎え入れる際のヒントを感じたので、 […]
