Cloudflare Meetup Osakaで、WordPressとCloudflareのイイ関係を再確認した

Cloudflare Meetup Osakaで、WordPressとCloudflareのイイ関係を再確認した

Report

2024年10月19日に開催したCloudflare Meetup Osakaの簡単な参加レポートです。WordPressサイトのセキュリティやパフォーマンス改善にCloudflareを活用する方法や、その他個人開発・新サービス開発でCloudflareを活用した話などを聞くことができた1日でした。

2024年2回目の大阪ミートアップは、WordPressコラボ回

通算5回目の開催となったCloudflare Meetup大阪。5月開催の前回はDeveloper Weekの振り返りやRemixまわりなど、Developer Tools ( Workers / Pages )系が中心でした。今回の開催では路線を大きく変えて、WordPressサイトでCloudflareを活用する方法についてをメインテーマとしました。

Screenshot

Cloudflareテックエバの亀田さんからは、Cloudflareの紹介やWordPressサイトで利用できる機能の紹介、そして通常は有料プランを申し込まないと使えないAutomatic Platform Optimization ( APO ) for WordPressを体感できるワークショップなどを紹介して頂きました。ワークショップの内容については、WordPressサイトの立ち上げサポートなどでほとんど参加していなかったため、他の参加者がレポートしてくれることを期待しています。

Screenshot

この他にもmgnの大串(めがね)さんが、Web制作会社の視点でCloudflareについて亀田さんに30分質問しまくるコーナーも開催しました。中の人に逆質問する系の企画、結構な確率で実はみんな気になってた話がポンポン飛び出してくる印象があるのですが、今回もやり取りを聞きながらうんうんと頷かれている方や、「あー、なるほど」と反応されている方が多く、とてもディープなQAセッションだったと思います。

面白かったのは、「こんなにいろいろ使えるのに無料って、どんな裏があるんですか!?」という質問についてのやり取りで、会場内からも「後から突然有料になって困ったりしない・・・?」という声も出るなど、みんな気になっているところだったんだなぁというのをまず感じました。そして亀田さんからの回答で、自分なりに腹落ちしたのは、「高額の請求を支払える企業は必要だと思う機能を有料版にしている」というものです。例として出てきたのはCDNログの詳細な分析や、キャッシュの最適化を独自のCMSやアプリケーションに合わせたカスタマイズを行うというったもので、確かに必要とする部署や企業はありつつも、そこまでの機能を必要としないユーザーの方が多いような印象を受ける構図なのかもしれないと思いました。感覚的には飛行機の料金体系が似ているのかもしれません。乗客の数はエコノミークラスが最大ですが、売り上げ比率はファーストクラス・ビジネスクラスなどの方が高くなっている・・・。これのセキュリティやパフォーマンス版のようなことが起きているのが、Cloudflareなのかもしれません。

LTではWorkers / Pagesやセキュリティに関するトピックが

当日はワークショップが終わった後に、3本のLTがありました。このLTも、Pagesを使った個人開発・ECサイトのセキュリティ事例、そしてWorkersを使った新サービス開発と全て異なる軸からの事例で、ここだけでもう1回イベントがやれたのではないかとさえ感じた時間でした。

Cloudflareは関係ないのですが、ストグラの切り抜きとかは家でちょくちょく見ているので、このスライドが出た瞬間に夫婦揃って「まさかここでこの名前を見るとは・・・」となっていました。

Cloudflare Meetup Osakaは運営メンバーと企画ネタを募集しています

Cloudflare MeetupはDiscord上に企画運営や雑談ができるオンラインコミュニティを展開しています。https://discord.gg/A3vxKpXpSsからサーバーに参加できますので、Cloudflareが気になるという関西の方はぜひご参加ください。

今回はWordPressコミュニティメンバーがCloudflareの話をされているのを見かけたなどがキッカケでしたが、他にもRemixやHononに振った企画や、Cloudflare Pagesワークショップ、あとは個人的に岡山へ遠征してStripeとCloudflareを組み合わせたワークショップなんかもやったりしています。

とはいえ一人では思いつくネタの範囲もスピーカーやワークショップの企画なども限りがありますので、「この話ききたい」や「最近触ったので5分でよければ喋れる」みたいな声を、ぜひDiscordでお知らせください!

Hidetaka Okamoto profile photo

Hidetaka Okamoto

Business Development

I'm a Business Development professional at DigitalCube. Based on my experience in EC ASP development and as a Developer Advocate at Stripe, I'm working on methods to increase revenue for SaaS and EC sites, exploring efficiency improvements using generative AI, and developing new business models. You can follow me on Twitter at @hidetaka__dev

Other Recent Events