Grafana Cloud のアカウントを作ってみた
この記事の操作
OpenTelemetry に入門したいと思っていました。無料で試せるサービスだったので、Grafana Cloud なら個人で試しやすいと考えて、アカウント作成から最初の HTTP 死活監視を立てるところまでをスクショを撮りながらやってみました。
アカウント作成(無料サインアップ)
Grafana のサイトを開くと、「無料アカウントを作成する」というボタンがあります。

ボタンをクリックするとサインアップ画面に飛びます。Google / GitHub / Microsoft / Amazon の SSO に対応していて、Email と Password でもサインアップできます。今回は GitHub アカウントでサインアップしました。

GitHub の OAuth 認可画面で「Authorize grafana」をクリックすれば、GitHub 連携でのサインアップが完了します。

サインアップが終わると、最初の Grafana Cloud Stack を作る画面に移ります。Stack URL(自分の Grafana インスタンスの URL になる)と Deployment region を決めるだけ。Region は Japan も選べたので、今回はそのまま日本にしました。

Finish Setup を押すとロード画面に入り、「14-day Unlimited Usage Trial」が自動で始まります。自動で開始されるので、無料プランしか使わない想定の場合は、15日目に使えなくなる機能があることを意識する必要がありそうです。

Welcome 画面で「やりたいこと」を選ぶ
ダッシュボードに入ると、「How do you want to get started?」と 6 つのカードが並ぶ Welcome 画面が出てきます。
- Set up app monitoring
- Monitor infrastructure
- Analyze database performance
- Monitor website uptime and performance
- Observe cloud services
- Visualize existing data

今回は外形監視をやりたかったので、「Monitor website uptime and performance」を選びました。どれかを選ぶと、ダッシュボードに移動。右側のAIチャット(Grafana Assistant)にプロンプトが入力されて生成が始まります。

英語よめねぇよって場合でも、日本語にしてと言えばすぐ切り替わります。さすが生成AI。

「死活監視がしたい」と返すと、Synthetic Monitoring の HTTP チェックを 5 ステップで作る手順を返してくれました。

Follow-up の「監視設定を開く」を押すと、AI が Synthetic Monitoring の Checks ページに遷移させてくれます。

Synthetic Monitoring で HTTP 死活監視チェックを作る
Checks ページから「Add new check」を押すと、チェックタイプの選択画面になります。

選べるのは 4 種類。API Endpoint は HTTP / Ping / DNS / TCP / Traceroute に対応していて、Multi Step は複数 HTTP リクエストの順次実行、Scripted は k6 ベースのカスタムスクリプト、Browser は実ブラウザでの監視だそうです。今回は API Endpoint > HTTP を選びます。

設定画面は 5 ステップ構成です。Step 1 の「Request」で Job name と監視対象 URL を入れます。Job name には hidetaka.dev、Request target には https://hidetaka.dev を入れました。

Step 2 の「Uptime」では、Valid status codes(2xx)、SSL options(Ignore SSL)、Timeout(3 秒)などのチェック条件が並んでいます。基本はデフォルトのまま進めて問題ありません。

Execution ステップでは、プローブ拠点とチェック頻度を決めます。プローブ拠点は AMER / APAC / EMEA から選べて、最低 1 つ必要です。

自分のサイトの監視なので、APAC の Tokyo (AWS) を選びました。Frequency は Basic タブの 1m を選択しています。

Save すれば設定完了です。Checks 一覧に戻り、作成したチェックを開くとダッシュボードが見られます。
直後はメトリクスがまだないので Uptime / Reachability / Average Latency / SSL Expiry / Frequency はすべて N/A になります。Check created アノテーションだけが残ります。

チャットで相談しながら作業できる
設定途中で意味がわからない項目に出くわしたら、その画面のスクショを Assistant に貼って「これは?」「これよくわからん」と質問できます。
AIがドキュメントを参照しながら、各項目の意味と「死活監視なら基本デフォルトで OK」という運用判断まで返してくれます。

なお、Welcome 画面でカードを 1 つでも選ぶと、Grafana Assistant はそのインスタンスのすべてのユーザーに対してデフォルトで有効化されます(カード下に「By selecting a card, you will be enabling Grafana Assistant, an AI Feature, for all users on your instance.」と注記あり)。
「o11y よくわからない・なにしていいかわからない」で一歩目が踏み出せない・・・ということはあると思います。Grafana Cloudを使う場合は、スクショを貼って AI に相談しながら設定できるので、思ったよりも1歩目のハードルは低く感じました。
まとめ
ここまでの内容は、Grafana Cloud にアカウントを作って最初の HTTP 死活監視を 1 つ立てるまでの範囲です。OpenTelemetry によるメトリクス・ログ・トレースの収集設計、ダッシュボードの育て方、SLO/SLI、アラート整備、本格的な o11y 運用については今後挑戦していこうと思います。
参考: 公式ドキュメント
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