LangChain.jsでStripeのドキュメントを読み込めるDocument Loaderを公開しました。
アプリケーション
2025/03/11、npmにてLangChain.jsを使ってStripeのドキュメントを読み込むDocumentLoaderライブラリを作成しました。
以下のURLより詳細を確認できます。
https://www.npmjs.com/package/langchain-stripe-loader
背景
Stripeのドキュメントは膨大で、LLMを活用したアプリケーション開発において、これらのドキュメントをスムーズに取り込む仕組みが必要でした。そこで、LangChain.jsエコシステムに統合できるStripeドキュメント専用のローダーを開発することにしました。このライブラリは、Stripeの公式ドキュメントとウェブサイトから効率的にコンテンツを抽出し、LangChainアプリケーションで活用できるように設計されています。
主な機能
- Stripeドキュメントの抽出: Stripe公式ドキュメント(docs.stripe.com)からコンテンツを抽出
- Stripeウェブサイトの抽出: Stripeメインサイト(stripe.com)からコンテンツを抽出
- 多言語対応: 複数のロケール(言語)に対応した情報取得をサポート
- LLM最適化: HTMLからMarkdownへの変換によりLLMとの互換性を向上
- メタデータ活用: タイトル、説明、ソースURLなどのメタデータを正確に取得
- カスタマイズ可能: リソースパスによるフィルタリングなど、柔軟な抽出オプションを提供
ユースケース
- Stripeに関する質問応答システム: カスタマーサポートチャットボットなど、Stripeの機能や使用方法に関する質問に回答するAIアシスタントの構築
- 内部ドキュメントの強化: 社内向けにStripeの使用方法や統合に関するカスタマイズされたドキュメントの作成
- 開発者向けツール: Stripe APIを使った開発をサポートするツールやプラグインの構築
- 多言語サポート: 異なる言語でのStripe関連情報の提供と分析
今後について
今後のロードマップとしては以下の機能強化を予定しています:
- 検索機能の強化: ベクトルストアとの統合を改善し、より高精度な検索体験を提供
- 更新検知: Stripeドキュメントの更新を検知し、自動的にコンテンツを更新する機能
- フィルタリングオプションの拡充: より詳細なコンテンツフィルタリングをサポート
- 追加プラットフォーム対応: Stripe以外の決済プラットフォームへの拡張も検討中
このライブラリはオープンソースで開発されており、コミュニティからのフィードバックや貢献を歓迎しています。